東京電力の福島原子力発電所で一度の被ばくで直ちに死亡しかねない致命的な放射線量が測定された。時事通信など日本のメディアによると、東京電力の作業員3人が1日午後に防護服を着用して原発敷地内の放射線量が事故の残骸物除去でどの程度下落がったかを調査した。この際1号機と2号機の間の主排気塔下付近で、測定機で測れる上限の時間当たり1万ミリシーベルト(10シーベルト)が表示された。実際には1万ミリシーベルトを超えるとみられ、排気塔の管内部は濃度がさらに高い可能性がある。今回測定された放射線量は3月に福島第一原子力発電所で事故が起きてから測定された最高値で、一度被ばくすれば即死しかねない量だ。原子力発電所周辺にある放射線モニタリング地点では数値が上がっていなかった。大気などに放射性物質が流出した可能性があるが確認はできてない。
東京電力は高濃度の放射線量が検出された理由について、「事故直後に原子炉格納容器内部の圧力を減らすため蒸気を排出する過程で放射性物質が流出し配管に貯まっていたものが漏れ出たものと推定される」と明らかにした。
東京電力は高濃度の放射線量が検出された理由について、「事故直後に原子炉格納容器内部の圧力を減らすため蒸気を排出する過程で放射性物質が流出し配管に貯まっていたものが漏れ出たものと推定される」と明らかにした。
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