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<中国高速鉄道事故>原因について言葉を変え始める

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国政府が39人の死亡者と約190人のけが人を出した温州高速列車追突事故の原因について言葉を変え始めた。

中国当局は当初、暴雨の中、高速鉄道に落雷したことで列車の動力供給が中断し、警報システムが作動しなかった、と説明した。しかし調査が進む中、温州南駅の信号灯および管制システムに問題があったことが明らかになった。当局は正確な事故原因調査結果を9月に発表すると明らかにし、事故の原因をめぐり人災という批判が続く見通しだ。

こうした中、最近11日間にわたり病床にいた温家宝首相が事故発生4日目の27日、惨事現場を訪れて積極的な事態収拾意志を明らかにし、注目されている。以前よりやつれた温首相は、事故が発生した鉄道の下で国内外の記者の質問に答えた。


国営新華通信は、上海鉄道局の安路生局長がこの日午前に温州で開かれた国務院事故調査チーム全体会議で、暫定調査結果を発表したと報じた。これによると、温州南駅の信号設備の欠陥が今回の事故を起こしたと伝えられた。

安局長は「温州南駅の信号設備の設計に欠陥があったことが把握された」とし「信号灯が落雷で故障した後、赤信号がつくべき区間で青信号になっていた」と述べた。当時、事故区間を管理していた温州南駅の当直職員は信号灯の故障を把握できず、適切な措置を取れなかったと、安局長は説明した。問題になった信号灯設備は北京のある研究所が設計したもので、09年から生産されて現場に使用され始めた。

このように当局が言葉を変えたことで、中国人の政府に対する不信感はますます深まっている。こうした民心を意識したかのように温首相は前日開かれた国務院常務委員会会議で「実事求是の原則に基づき、事故の原因を調査した後、公開的かつ透明に結果を徹底的に人民に知らせる」と約束した。

温首相は翌日、惨事現場を訪れ、「非常に悲痛な心情」とし「事故の犠牲者は、政府の最も大きな責任が人民の生命と安全を守ることであることを悟らせた」と述べた。また「機械設備の問題であれ、管理レベルの問題であれ、徹底的に責任を問い、不正腐敗が見つかれば厳格な措置を取る」と強調した。



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