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【コラム】「日本の議員さん、鬱陵島へどうぞ…」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
松本外相が出した大韓航空搭乗禁止令は、物理的なものでも可視的なものでもないため、不快感の表示のほかには、私たちが行動で対応する余地はない。しかし新藤一行の鬱陵島訪問は私たちにある選択を強要する。彼らは正常な入国手続きを踏んで韓国に来て、ソウルで韓国国会議員に会い、鬱陵島に行って独島博物館を見物する。そして鬱陵島から90キロしか離れていない独島を見渡す。そして韓国を離れる。韓国人が日本国内のどこにでも自由に行けるように、日本人も韓国領土のどこにでも行くことができる。問題は彼らのずるがしこい鬱陵島訪問の策略だ。

何の問題もなく鬱陵島訪問が終わるのは、彼らが望むことではない。彼らは韓国デモ隊との物理的な衝突を狙う。そうであってこそ彼らの鬱陵島「上陸」は世界メディアの注目を集め、独島が韓日間の紛争地域だと宣伝できる。彼らのこうした腹の内がはっきりと見えるため、韓国政府は彼らに鬱陵島訪問計画の自主的取り消しを勧めている。政府は激烈な抗議デモが起きる可能性があることを彼らに指摘する。しかしデモが激烈であるほど、彼らに向かって飛んでくる石と卵とトマトが多いほど、彼らは歓迎する。韓国人が理性的に対処し、彼らの鬱陵島遠征が静かに終われば、彼らは日本に帰り、彼らの話に耳を傾ける用意がある保守・右翼愛国主義者に対し、鬱陵島に行ってみると独島は間違いなく日本領土の竹島だったという反科学的で反常識的な宣伝をするのに終わるだろう。

私たちはどうするべきか。最善の方法は20日付の中央日報の社説が提案した通り、日本議会の「4人の侍」を独島に案内し、現場学習をさせることだ。もちろん彼らは、独島が韓国の領土という現場の証拠は見ても見ようとせず(視而不見)、聞いても聞こうとしない(聴而不聞)だろう。そうだとしても、私たちには彼らの意識構造を新しい韓日関係にふさわしく改造する方法はない。彼らが韓国訪問中にデモ隊と衝突し、世界のメディアに彼らが望む「絵」が出ないようにするのが最善の道だ。そのためには、私たちは来たければ来いという姿勢と最大限の理性と無関心で、彼らのパフォーマンスを水の泡にしなければならない。メディアは自制し、彼らが会って話すという韓国国会議員は独島問題権威者である保坂祐二教授(世宗大)の集中授業でも受けて理論武装をするのがよい。知りもせず大声を出すだけでは話にならない。

【コラム】「日本の議員さん、鬱陵島へどうぞ…」(1)

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