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韓日ゴルフ対抗戦で光ったノブレスオブリージュ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

18ホールを終えた金庚泰(キム・キョンテ)選手(右側)にギャラリーが殺到し、ボランティアメンバーが秩序を守るよう呼びかけている。 (写真=KPGA提供)

ゴルフ場にも「ノブレスオブリージュ」が広がっている。ノブレスオブリージュとは、高い社会的身分に相応する道徳的義務を意味する言葉だ。 ローマ時代に王と貴族が見せた透徹な道徳意識と率先垂範する公共精神に由来する。

ゴルフ場の会員の多くは社会・経済的地位が高い。 これまでゴルフ場の会員は自分たちの権利を重要視してきた。 首都圏の名門ゴルフ場でプロゴルフ大会が開催されない最も大きな理由は会員の反対のためだ。 高価な会員券を購入した会員の立場では、大会のために自分たちのラウンド権利を譲るというのは喜べない。

メジャー大会のKLPGA選手権大会は01年から09年まで京畿道驪州郡(キョンギド・ヨジュグン)のJゴルフ場で開催された。 メジャー大会にもかかわらず水曜日から金曜日まで3ラウンドで行われた。 Jゴルフ場側は「2010年からはメジャー大会は4ラウンドとする」というKLPGAの方針が決まると、大会の開催を放棄した。 会員が強く反対するため、週末まで大会期間を延長するのは不可能ということだった。 4ラウンドで開催されればプロアマと公式練習ラウンドを含めて少なくとも1週間は一般人のコース使用が難しくなる。 Jゴルフ場だけでなく、ほとんどの会員制ゴルフ場も事情は似ている。


◇石川遼が韓国語で「カムサハムニダ」

しかし最近、一部の会員制ゴルフ場に変化が見え始めた。 韓日男子ゴルフのプライドをかけたKB金融ミリオンヤードカップが3日、慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムヘ)の正山(チョンサン)CCで閉幕した。 昨年1点差で敗れた韓国は11.5対8.5で勝った。 競技内容だけでなく運営面でも大成功した。 日本チームの青木功団長は韓国チームの勝利を祝いながら大会ボランティアメンバーへの感謝の言葉も忘れなかった。今大会で正山CCの個人会員100人のうち45人がボランティアをした。 ボランティアメンバーは自費でユニホームと帽子を合わせ、5組に分かれて競技の進行、バンカーならし、練習場の管理、通訳・案内などを務めた。 ボランティア団のヤン・ウソク団長(56、金剛電気工業社代表)は「全英オープンでもボランティアメンバーがバンカーをならす。 選手の反応が非常によかったので、 大変ではあったがやりがいを感じた」と語った。 ヤンさんは携帯用バンカーレーキ20本を制作してボランティアメンバーに配った。 ヤンさんは「従来のバンカーレーキは非常に重くて持ち歩けなかった。 家でガラス窓を拭きながらひらめいた。 アルミニウムを利用して折りたたみ式にしたところ軽くて携帯しやすくなった。 青木功団長も日本で使いたいと言いながら私たちの製品を持ち帰った」と言って笑った。





韓日ゴルフ対抗戦で光ったノブレスオブリージュ(2)

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