問題はインターネットを基盤にした文化は、電波スピードが速くても、一般大衆に深く浸透するには波及力が弱いという点だ。現在の欧州でのK-POPの人気が、ファンドム(fandom、有名人を好むこと)水準にとどまっている理由だ。ホン教授は「インターネットでのみ流通する文化はマスカルチャー(Mass culture、大衆文化)までは拡散しにくい。欧州のK-POP熱気はファンの現象であって大衆現象とは捉えにくい」と説明した。
K-POPを大衆的かつ普遍的な文化に引き上げるためには、「“韓流”という流れから脱して、それぞれの歌手に対する関心に移っていかなくてはならない」という指摘も出ている。“パフォーマンス”より“表現力”を重視するヨーロッパ人の性格上、各歌手の音楽性とメッセージの芸術性を引き上げなければならないという話だ。
ヨーロッパのK-POP大衆化、“韓流”からの脱却がカギ(1)
K-POPを大衆的かつ普遍的な文化に引き上げるためには、「“韓流”という流れから脱して、それぞれの歌手に対する関心に移っていかなくてはならない」という指摘も出ている。“パフォーマンス”より“表現力”を重視するヨーロッパ人の性格上、各歌手の音楽性とメッセージの芸術性を引き上げなければならないという話だ。
ヨーロッパのK-POP大衆化、“韓流”からの脱却がカギ(1)
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