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2050年には韓国の債務1京ウォン、GDPの138%に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2020年に1000兆ウォン(約76兆円)、2050年には1京ウォン。韓国の借金がこのように増える見通しだ。年平均8%ほどずつ増える計算だ。それも年金・健康保険などが現行制度の水準で維持されるという仮定でだ。企画財政部は5日、韓国租税研究院が分析した「長期財政見通し推計」を公開した。政府レベルで総合的な長期財政見通しが実施されたのは今回が初めてだ。

これによると韓国の租税負担率水準と4大公的年金(国民・公務員・軍人・私学年金)と健康保険・老人療養保険・基礎老齢年金などが現行通り維持されると仮定すると、2020年の国の債務は963兆5000億ウォンで国内総生産(GDP)の42.6%に達する。国の債務は2030年にはGDP比61.9%、2040年には94.3%と上昇し、2050年には9807兆7000億ウォンまで増える見込みだ。2050年の予想GDPの137.7%に達する規模だ。

高齢化で医療費支出がさらに増えることを考慮すると状況はもっと深刻になる。この場合国の債務は2020年の1065兆3000億ウォンから2050年には1京2008兆5000億ウォンに増える見通しだ。それぞれGDPの73.4%、168.6%に上る。これと関連し、企画財政部の朴宰完(パク・ジェウォン)長官はこの日開かれた財政危険管理委員会で、「大学授業料半額など無償福祉論争で見るように、来年の政治日程前後で各種支出要求が噴出し財政ポピュリズムが広がり健全性管理がかなり難しくなっている。いまはお金をどのように使うか悩むキリギリスではなく、将来の需要に備えお金をどのように節約して確保していくのか悩むアリの姿勢が必要だ」と強調した。

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