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EU、北朝鮮に1000万ユーロ相当の食糧支援へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
欧州連合(EU)執行委員会は4日、飢餓に苦しむ北朝鮮に食糧を支援するプロジェクトに1000万ユーロ(約11億7430万円)を支援することにしたと明らかにした。北朝鮮内でも食糧事情が悪い北部と東部で、栄養失調に苦しむ住民65万人余りが恩恵を受ける見込みだ。EU執行委の北朝鮮食糧支援は2008年に執行委員会傘下の人道支援事務局(ECHO)が平壌(ピョンヤン)事務所を閉鎖し職員を撤収させ中断された。

執行委のゲオルギエバ委員(人道援助担当)は声明で、「執行委の専門家らが北朝鮮の病院と保育園を直接訪ね、深刻な栄養失調状態にある子どもたちを目撃した。今回の援助の目的は、食糧不足で死んでいく最小限65万人の北朝鮮住民の命を助けるためのもの」と話した。ゲオルギエバ委員は、「北朝鮮の飢餓危機が深刻化する中で(食糧配給)手続きを厳格にモニタリングするなど、前例のない厳格な条件の下で食糧を支援することにした。どの段階であれ提供された食糧が転用されるのを発見した場合、EU執行委は遅滞なく支援を中断するだろう」と強調した。

EU執行委は北朝鮮との交渉で5歳以下の子どもと妊産婦、授乳中の産婦、高齢者など社会的弱者の必要に合うよう準備された食糧がすぐに配給されなければならないという点を強調したと説明した。


執行委はECHO所属職員5人で構成された食糧評価団を先月6~17日に北朝鮮に派遣して現地の食糧事情を調査した。食糧評価団は国の配給システムを通じて支給される穀物が4月初めの1人当たり一日400グラムから6月には150グラムに急減するなど昨年よりも北朝鮮の食料事情が悪くなったと報告した。



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