決戦の夜が明けた。一歩も譲ることはできない。韓日プロゴルフ対抗戦「ＫＢ金融ミリオンヤードカップ」が１日、慶尚南道金海（キョンサンナムド・キムヘ）のジョンサンＣＣで開幕し、３日間にわたり熱戦を繰り広げる。韓国と日本の最精鋭メンバー各１０人ずつが出場し、国の名誉と個人のプライドをかけて対戦する。

初日の競技はフォアサムストロークプレー方式（同じチーム２人の選手が１球を交代で打つゲーム）で５競技を行う。ペ・サンムン（２５、ウリ投資証券）は３０日午後７時、釜山（プサン）海雲台（ヘウンデ）パラダイスホテルで開かれた公式記者会見で、「昨年に続いてまた石川選手と対戦することになった。今回も勝ってトロフィーを取り戻したい」と述べた。

昨年ペ・サンムンは大会第２ラウンドでカン・ギョンナム（２８、ウリ投資証券）とチームを組み、日本のスーパースター石川遼（２０）－園田峻輔（２２）組を２打差で破った。石川－園田は高校の先輩・後輩の関係で、日本最高のビッグカードだったが、ペ・サンムン－カン・ギョンナム組に撃沈された。今大会では初日の４番目の競技でペ・サンムン－カン・ギョンナム組が石川－園田組と対戦する。


石川は昨年の大会の最終日、金庚泰（キム・ギョンテ、２５、新韓金融グループ）とシングルストロークプレーで対戦し、７打差で大敗している。先日、日本の関西テレビは「なぜ韓国ゴルフは強いのか」という特集放送で、「石川が世界トップへ向かうためには、まずは韓国の金庚泰から越えなければならない」と忠告した。しかし石川は初日、金庚泰ではなくペ・サンムン組を乗り越えなければならないという負担を抱くことになった。石川は「最善を尽くして優勝カップを守る」と言葉を控えた。

もう一つのビッグマッチは第５競技。韓国の必勝カードで東洋人初のメジャーチャンプの梁容銀（ヤン・ヨンウン＝Ｙ・Ｅ・ヤン、３９、ＫＢ金融グループ）と昨年の日本プロゴルフ賞金王・金庚泰が組んで、片山晋呉（３８）－池田勇太（２６）組と激突する。７年前に韓国チームを勝利に導いた梁容銀は「後輩と一緒に優勝カップを取り戻すうえで力になりたい」と語った。

勝利したチームは勝ち点１点を、引き分けなら０．５点ずつ分け合う。０４年の初大会では韓国が勝ったが、昨年は日本が１０．５-９．５で勝った。歴代戦績は１勝１敗。

Ｊゴルフは７月１－２日の大会第１・２ラウンドは昼１２時から、３日の最終日は午後２時１０分から生中継する。