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韓国に来る“巨人”…東レ、韓国の競争力を評価(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

東レ本社の日覚昭広社長。

「慶尚北道亀尾(キョンサンブクド・クミ)に炭素繊維生産工場だけでなく炭素繊維を原料にした部品開発センターも建てる。炭素繊維と関連したすべての生産・開発活動を行う“炭素繊維クラスター”を亀尾に作ることが東レの青写真だ」。

東レ本社の日覚昭広社長は28日、亀尾炭素繊維第1工場起工式が終わった後の記者懇談会でこのように明らかにした。工場だけ作るのではなく炭素繊維を原料にした自動車・造船部品開発も韓国でするということだ。日覚社長は、「部品を購入する韓国の巨大企業にオーダーメード型サービスをするためのもの」と説明した。韓国の自動車・造船産業の競争力が炭素繊維工場だけでなく研究開発(R&D)センターまで韓国に呼び込むことになったわけだ。開発センターは炭素繊維第1工場が稼動を始める2013年から建設する予定という。

――韓国投資を決めることなった要因は。


「どこの国に工場を作れば価格と品質面で世界最高の競争力を持つ製品を作れるか悩んだ。賃金だけでなく労働力の質、政府の支援も考慮した。総合的に検討した結果、韓国が最適という結論を下した。

――韓国に自動車・造船など大口の炭素繊維消費企業があるということが投資決定に影響を与えたか。

「非常に魅力的な点だった。東レは米国とフランスでも炭素繊維を作っている。ボーイング(米国)とエアバス(フランス)のような巨大最終需要企業がそこにあるためだ。韓国はこれに加え炭素繊維を原料として部品などに加工する中間材産業技術も発達した。こうした企業とともに事業を拡大するという次元から韓国を選んだ。彼らがいて韓国にすべてを持つ炭素繊維クラスターを作れると判断した」



韓国に来る“巨人”…東レ、韓国の競争力を評価(2)

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