心の片隅には常に罪悪感があった。過ちというものでもないが、自分のことをすることがあたかも大きな過ちを犯しているようだった。結婚直後、嫁としての役割が何よりも重要だという婚家と実家の勧めでまず子どもから出産した。それから留学だの就職だのと国内外を転々とする夫について1年に1回は転居した。その間に生まれた2人目の子どもは病気が多く、そのためにほぼ終えかけていた博士課程までもあきらめて帰国しなければならなかった。実家の母からも子どもの命が重要か、自分の欲が重要かと言われると、言い返す言葉がなかった。
最近、ある地上波放送の週末ドラマに、主婦になってから職業を持つ女性の話が出てくる。結婚初期は夢をあきらめて妻・母としての役割をしていた主婦が、後に留学して美術館のキュレーターになったり、また放送作品の公募で当選して作家になったりする。もちろん現実性は落ちるが、韓国女性のファンタジーが非常に興味深く具現されている。問題は現実での障壁がこういうファンタジーですら登場するという点だ。
【コラム】韓国男性の二つの顔(2)
最近、ある地上波放送の週末ドラマに、主婦になってから職業を持つ女性の話が出てくる。結婚初期は夢をあきらめて妻・母としての役割をしていた主婦が、後に留学して美術館のキュレーターになったり、また放送作品の公募で当選して作家になったりする。もちろん現実性は落ちるが、韓国女性のファンタジーが非常に興味深く具現されている。問題は現実での障壁がこういうファンタジーですら登場するという点だ。
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