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【コラム】フランス韓流ブームの裏(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「そちらでは韓流ブームがすごいそうだね?」。最近最もよく受ける質問だ。韓国の知人はフランスと聞けば、真っ先に10-11日のK-POP(韓国大衆歌謡)公演を思い出すようだ。回答は「なんとも言えない」で始まる。それから「人気があるのはあるが、韓国で期待されている状況とは少し違う」と説明する。すると、新聞や放送の報道に接した人たちは「フランス主要メディアも特筆大書したと書いてあったが…」と返してくる。答える側に愛国心が不足し、過度に冷笑的に見ているのではないかと疑っているような感じだ。

少女時代・東方神起などSMタウン所属K-POPグループの公演2日目、3時間30分の舞台と客席を見た。初日は他の地域に出張中だった。韓国アイドルスターが登場すると、フランスの観客が熱烈に歓呼した。その瞬間、胸を熱くなった。韓国人または韓国のものにフランス人またはヨーロッパ人がこれほど熱狂するのを生まれて初めて見たという一種の感激だった。外国の青少年が韓国語の歌詞で一緒に歌っているのを見て妙な自負心も感じた。全力で踊って歌う韓国の美男・美女の若者を誇りに思った。異邦人、遠い極東から来た東洋人として感じる疎外感を吹き飛ばしてくれるようだった。

その後、フランスのメディアの反応を丁寧にチェックした。「主要公演会場の一つ‘Le Zenith’の6700席をぎっしりと埋めた熱狂的な公演があったのだから…」という思いで反応を期待していたのだ。しかし主要新聞・放送では言及さえもなかった。公演前にルモンドとルフィガロが韓流に関する記事を載せたのがまだ慰めだ。この記事はそれぞれ東京特派員とソウル特派員が主に韓国のアイドルスターと大衆歌謡の生産過程について書いたものだった。

【コラム】フランス韓流ブームの裏(2)

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