福島原発がある海岸への接近を防ぐ警察車。原発20キロ地点。
まずは「誠実(seriousness)」を尊重する若者の登場だ。 名づけて「3・11世代」。 先月、東京経済大学は新入生にアンケート調査を行った。 「価値観と生活が変わった」という回答が70.1%にのぼった。 同大学の関沢英彦教授は「先日、学生にアニメーションの方向について尋ねたところ、驚くことに予想もできなかった回答があった」と述べた。 「これまでアニメーションは平穏な日常を嫌悪し、極限に逃避する傾向が強かったが、今後はこうした傾向が減っていくだろう。 現実世界でこうした悲惨さを体験したからだ。 今後は建設的な人間像と希望を描写することになるだろう」。 日常に忠実で些細なことも大切に考える「誠実さ」が広まっている。
東日本大地震後に変化した日本社会・・・まるで敗戦直後のよう(2)
この記事を読んで…