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韓国の伝統アリランやキムチ、まだ“国家文化遺産”ではない?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

アリランの世界文化遺産登録が推進される。写真は江原道無形文化財1号に指定された「旌善アリラン」

韓国の伝来民謡の「アリラン」のユネスコ世界無形文化遺産登録に弾みがつく。

文化体育観光部の鄭炳国(チョン・ビョングク)長官は23日に会見し、「年内に国内のアリランを収集し、来年にユネスコ世界無形文化遺産登録を推進する」と明らかにした。中国国務院が21日に延辺朝鮮族自治州のアリランを国家無形文化遺産に指定し議論が起きている中で出てきた言葉だ。

中国当局が最近、延辺アリラン・カヤグム・シルム(相撲)、遼寧省パンソリなどを「第3次国家無形遺産」として発表した。一部では中国の韓国史わい曲の東北工程の拡大と解釈した。


韓民族アリラン連合会のキム・ヨンガプ常任理事は、「朝鮮族同胞のアリランというが、中国がこれを国家無形遺産として発表したのは東北工程の一環で、ユネスコ世界遺産登録のための予備作業とみることができる」と主張した。

韓国でアリランは国家無形文化遺産ではない。「旌善(チョンソン)アリラン」だけが江原道(カンウォンド)の無形文化財第1号に指定されている。現行の文化財保護法によると国家無形文化遺産にするには該当種目を指定し、保有者(人間文化財)を認めなければならないが、多くの人が共有するアリランのような場合はこれに該当しない。

文化財庁のキム・サムギ無形文化財課長は、「アリラン・キムチ・シルムなど個別保有者を指定できないのも国家無形文化遺産に含まれるよう関連法令を整備中だ」と話している。





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