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K-POPブームを「第2の半導体神話」にするには(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
K-POP熱風が欧州の文化中心地を揺さぶった。韓国の若者たちが鼻っ柱の高い欧州の真ん中のパリを、技術を跳び越え文化で彩ったというこれよりスカッとすることがあるだろうか。これらの公演を見るためにフランスだけでなく遠く英国・ドイツ・イタリアのファンまで駆け付け熱狂したというから韓国が文化的辺境から中心地へと進み出すようで本当に満足で誇らしい。

こうした姿は筆者が10年前に欧州開発銀行で勤めた時とは大いに変わったものだ。当時韓国は半導体・電子・自動車・造船産業を通じて世界に名前を知られた技術大国だったが、文化先進国を自負する欧州人の目には相変らず微々たる存在であった。ちょうど筆者はK-POP公演があった時期にパリにいた。両国間の革新型中小企業支援協約を締結するためだった。フランス政府のわれわれに対する姿は期待以上だった。非常に友好的で協力的なネットワークを構築することができた。10年前を考えればそれこそ隔世の感だ。韓流の世界化は単純に大衆文化輸出にとどまらない。ファッション・化粧品・ビューティケア・旅行・食べ物・IT製品など後方産業にも肯定的な効果を及ぼす。韓国経済の高い対外依存度と雇用のない成長で経済活力が低下した状況で、内需拡大と雇用創出のためには知識・技術・文化などのソフトパワーが今後わわわれが生きていく道だ。関連サービス産業を活性化するのは重要な政策課題といえる。

K-POPに代表される新韓流熱風が一時の流行で終わらず、脆弱なサービス収支改善につなげながらも産業部門の競争力につながるようにするためには持続的支援が必要だ。技術分野に対してはこれまで多様な支援策を講じてきたが、知識・文化などの分野には全般的に支援が弱かった。特に制度金融圏の支援はほとんど一度もなかったという指摘もある。

K-POPブームを「第2の半導体神話」にするには(2)

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