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この猛暑に…凍傷の後遺症に苦しむ韓半島(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

京畿道南揚州市榛接邑でブドウを栽培するリュ・キボンさんが20日、ブドウ畑を見回っている。冬の寒波のため、リュさんの畑では6割のブドウの木が枯れたりブドウが実らないという被害を生じた。

冬の韓半島は寒かった。三寒四温から四温は消え、三寒は三十寒に増えた。ソウルを襲った1月の寒波はこの48年間で最も寒かった。6カ月前のその寒波がまだ暗い影を落としている。韓半島が当時、激しい凍傷にかかったことを知らせる兆候があちこちで表れている。動植物と魚介類が凍死し、渡り鳥が姿を消したのだ。

地球温暖化というが、深刻な寒波が襲ってきた理由は何だろうか。気象専門家らはこうした寒波も地球温暖化の産物だと説明する。温暖化がなぜ韓半島を凍傷にかからせたのか。

京畿道南揚州市榛接邑(キョンギド・ナムヤンジュシ・チンジョプウプ)でブドウを栽培するリュ・キボンさん(46)は最近、ブドウ畑を見回る度に胸が痛む。1万3000平方メートルのブドウ畑のうちおよそ6割が冬の寒さのため被害が生じた。木が凍死したり、ブドウの実がつかず、商品性は期待できない。


リュさんは「昨年の収穫時期に日光が当たらずブドウの木が弱くなったうえ、今年1月には最低気温が氷点下15度ほどまで落ちる寒さが半月近く続き、冷害を被った」と話した。リュさんは「ブドウは一度冷害を受ければ2-3年過ぎてから回復するので打撃が大きい」とため息をついた。

慶尚南道河東郡花開面(キョンサンナムド・ハドングン・ファゲミョン)の双渓寺付近で茶を栽培しているク・ヘジンさん(44)も冷害の被害者だ。1万6000平方メートルの茶畑の80%が冷害を被った。クさんは「南側の日当たりがよいところ以外はすべて茶の木が凍って死んだ」と話した。通常の三寒四温とは違い、今年の冬には40日間ずっと最低気温が氷点下に落ちたのが原因だと説明した。全羅南道宝城郡(チョンラナムド・ポソングン)でも茶の木の70%以上が冷害被害を受けた。

農林水産食品部は17日、「暫定集計された果実類の凍害被害面積はブドウ2033ヘクタール、リンゴ858ヘクタール、モモ492ヘクタールなど7908ヘクタールにのぼる」と明らかにした。江陵(カンヌン)・東海(トンヘ)・高城(コソン)など江原道(カンウォンド)東海岸地域では29.7ヘクタールの地域でマツが枯れた。



この猛暑に…凍傷の後遺症に苦しむ韓半島(2)

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