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現代自労組幹部13人が勤務中にオンライン賭博

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
現代(ヒョンデ)自動車労働組合の前・現職幹部が勤務時間中にオンライン賭博をしたとして大量に摘発された。現代自動車関係者は、「最近の内部監査でオンライン賭博をした従業員97人を摘発した。このうち13人は組合の代議員・規律委員など前・現職幹部と確認された」と19日に明らかにした。代議員は労組員100人当り1人の割合で選出され、規律委員は労組員の逸脱防止業務を受け持っている幹部だ。

現代自動車側は、「今回の監査は4月に現代自の一部従業員がオンライン賭博をしたという内部告発が寄せられたことで始まった」と説明した。監査の結果摘発された労組幹部は勤務時間に各工場の現場班長室に置かれた業務用PCなどを利用してオンライン賭博をしたことが明らかになった。大部分は専従者ではなく、労組業務だけをすることは認められていない。しかし労組の力のため事実上何の仕事をしなくても会社から特に制止を受けることもなかった。また、今回摘発された従業員のうち一部は一度に1億ウォンを賭けたこともあると明らかになった。これにより高利の消費者金融を使いながら経済的に大きな負担を抱えたり、家庭不和につながった場合まであるという。監査で摘発された従業員は全員が勤務時間中にポーカーや競馬などのインターネット賭博をした容疑を認めた。現代自はまず牙山(アサン)工場の従業員35人に社規により停職・減俸・警告などの懲戒を下した。近く蔚山(ウルサン)工場の62人も懲戒する方針だ。会社は懲戒と別に彼らが裁判所で実刑を宣告された場合には解雇することも検討している。

今回の事件は労組専従者が給与をもらいながら労組活動をする時間を制限するタイムオフ制度導入に反発して闘争を決議した現代自労組の道徳性にも打撃を与えると予想される。現代自労組は4月20日の臨時代議員大会で、現場労働組織所属の代議員が中心になり「タイムオフは正常な労組活動を妨害し労組を抹殺するためのもの」とし争議行為を決議した。しかし4月末に労組の一部現職代議員が会社と協議をするとし、日課時間中に現場を離れてスクリーンゴルフ場に出入りした事実がわかり現場組合員らの反発を買ったりもした。現代自労組のイ・ギョンフン支部長(労組委員長)は、「4月にもゴルフで労組員の叱責にあったが再びこうしたことが起き残念だ」と話した。

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