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北朝鮮「金剛山内の南側財産を整理」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が金剛山(クムガンサン)観光地域内の韓国財産を整理すると主張し、韓国側の投資企業に北朝鮮訪問を要求した。

北朝鮮は17日、金剛山国際観光特区指導局報道官の「通告」を通して、「指導局は特区法に基づき、特区内の不動産をはじめとするすべての財産を整理することになる」と明らかにした。また指導局報道官は「特区に不動産を保有する南側当事者は凍結・没収された財産の処理問題を協議するため、30日までに金剛山入りすることを委任により通告する」と述べた。北朝鮮のこうした立場は、4月に金剛山を国際観光特区とし、先月末に特区法を発表したのに続くもので、南側との観光事業を整理するという最後通告と解釈される。

1998年11月に始まった金剛山観光は、08年7月に北朝鮮警備兵の銃撃で韓国人観光客が死亡する事故が発生して中断した。北朝鮮は韓国政府の謝罪と再発防止、観光客に対する身辺安全保障などの要求を拒否、観光の中断で損失が出たとして金剛山内の政府資産である離散家族面会所・温泉場などを没収し、韓国企業の建物・施設を凍結した。観光の中断で30余りの南側企業に生じた損失は700億ウォン(約55億円、金剛山地区企業協議会の推測)にのぼる。


北朝鮮の発表に対し、統一部は「事業者間の契約と南北間の合意を順守しなければならない。北朝鮮はいかなる場合にも韓国企業の財産権を侵害してはならない」と強調した。統一部は「該当企業の意見を聞いて訪朝を許容するかどうか決める」と強調した。

金剛山観光事業者の現代峨山(ヒョンデ・アサン)側は「まだ北側から公式に通報を受けていない」と言葉を控えた。現代峨山は金剛山特区内の海金剛(ヘグムガン)ホテルと玉流館(オクリュグァン)食堂、埠頭・観光道路・ガソリンスタンド・発電機・通信網などの所有権と運営権を保有している。



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