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潘基文事務総長、高速道路の休憩所で誕生日迎えたわけは

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

アルゼンチンの高速道路サービスエリアでコーヒーとクッキーで朝食をとる潘基文国連事務総長(右から2人目)。マントをまいた人は柳淳沢夫人(写真=国連事務局)。

南米を歴訪中の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が13日、67回目の誕生日を高速道路のサービスエリアで迎えた。遂行する国連の南米出身職員はこの日明け方、サービスエリアでコーヒーとクッキーで朝食をとりながら潘事務総長の誕生日を知り驚いた。

潘事務総長がサービスエリアで誕生日を迎えたのはチリ火山噴火のためだ。コロンビアのボゴタで同国のサントス大統領に会った潘事務総長は12日午後、アルゼンチン・ブエノスアイレスに向かう飛行機に乗り込んだ。しかしチリのプジェウエ火山の噴火による火山灰のためブエノスアイレス空港が閉鎖された。

潘事務総長を乗せた飛行機は行き先を変更し近くのコルドバに着陸した。ブエノスアイレスから700キロメートル離れたところだった。


飛行機から降りたのは翌日午前1時30分。潘事務総長は航空便を利用できなくなり陸路で移動することにした。この日午後、アルゼンチンのフェルナンデス大統領と会談の約束があったためだ。同国政府は急いで観光バスを手配した。潘事務総長は遂行したチリ、ウルグアイ、メキシコ、アルゼンチン出身の国連職員とバスに乗り込んだ。潘事務総長一行はしばらく走り、明け方5時ごろに休憩のため高速道路のサービスエリアで降りた。

その時初めて柳淳沢(ユ・スンテク)夫人が潘事務総長の誕生日を祝った。潘事務総長に遂行した国連職員は、「誕生日にまで出張しながらもこれを表情に出さなかった潘事務総長に国連職員が感激した」と伝えた。この日10時間のバス旅行の末にブエノスアイレスに到着したパン総長は服だけ着替えてすぐにフェルナンデス大統領との会談日程を消化した。

潘事務総長を迎えたフェルナンデス大統領は、「潘事務総長の事務総長再任を支持する」と話した。潘事務総長はアルゼンチンに続きブラジルとウルグアイを訪問した後ニューヨークに戻る予定だ。

一方、国連安全保障理事会は今週中に潘事務総長を次期事務総長の最終候補として総会に推薦するものとみられる。総会は早ければ21日に承認を通過させる見通しだ。





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