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【噴水台】半額シリーズ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
昨年のこの時期は半額マンションというものが目を引いたが、最近は半額大学授業料だ。 先日、もう一つ追加された。 今度は半額牛肉という。 急騰する豚肉の価格を抑えるために牛肉を安くするということだ。 世の中、実に大きく変わった。 この2つは片方が不足すればもう一方が埋められる代替財関係だ。 今までは牛肉の価格を抑制するために豚肉の供給を増やすのを見てきた。 ところが今度は状況が逆転した。 冬に口蹄疫(こうていえき)波紋が広がり、豚331万頭が殺処分され、その後に価格が上がり始めた。 牛も15万頭が埋却されたが、それ以前から飼育が増えていたため価格はむしろ下がっている。 政府が農協に牛肉を昨年末の半分の1キロ当たり1万7000ウォン(約1200円)で供給させる背景だ。

半額シリーズ、非常によい。 嫌うほうが非正常だ。 しかしすべての「半額」は政治的だ。 経済学の周辺に半額はない。 あるとすれば名前だけがそうであるだけだ。 ある履き物会社が50%セールをする。 ほとんど流行が過ぎたものか、デザインが落ちて普段売れていなかった製品だ。 そのまま置いておくと倉庫の場所を取るだけで、管理コストがかかる。 安く処分して現金を握るほうが得だ。 半額セールというが、業者にとってはそれが全額だ。 価格が半分といっても残りの50%を誰が負担するのかにも目を向けなければいけない。 負担する主体が違うだけで、社会全体的な費用は変わらない場合がある。 ハンナラ党が何の準備もなく投じた半額授業料がちょうどこうしたケースだ。 授業料が半分に減れば、残りの半分は税金が投入されると考えればよい。

半額マンションは2009年春から準備された。 その年の光復節祝辞で李明博(イ・ミョンバク)大統領は「家がない庶民のための画期的な住宅政策」と述べた。 その後、国土海洋部はグリーンベルト(開発制限区域)を解除した土地に住宅を建設すると発表した。 正常な市場で半額は存在しない。 それで行政力と税金(LH公社の赤字)を動員した。 それも地価が高いソウル江南(カンナム)圏のグリーンベルトを解除してこそ半額が可能だった。


昨年春、江南区細谷(セゴク)地区と瑞草区(ソチョグ)内の内谷(ネゴク)地区についに「物件」が登場した。 3.3平方メートル当たりの分譲価格が1000万ウォン(約75万円)をやや上回った。 当選した瞬間50%以上の利益を得るため「ロトマンション」と呼ばれた。 家を買う人も買わずに‘当選’を待った。 そのおかげで「チョンセ(=高額の保証金を預けて住宅を借りる方式)」需要ばかり増えた。 チョンセ物件不足の一因になったこの物件が近く消える。 当初から持続可能性に問題があった。 半額の運命とは概してこういうものだ。



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