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口蹄疫の後遺症…今年の夏は蚊に苦しむ?(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇蚊との戦い=蚊の歴史は人間よりはるかに長い。 カナダでは7900万年前の白亜紀の化石から発見された。 人類(200万年前に登場)と蚊の長い‘戦争’はそのずっと後に始まる。 しかし人類は宇宙にロケットを打ち上げている今日までもまだ完壁な勝利を収められずにいる。

理由はさまざまだ。 まず蚊の個体数があまりにも多い。 種によって異なるが、蚊の雌は平均一回に100-150個ずつ、1カ月に3-7回ほど産卵する。 卵は2日間で孵化し、幼虫(ボウフラ)になる。 ボウフラは1-2週間ほど脱皮を繰り返してさなぎになり、2-3日後に成虫となる。 こうして出てくる蚊は世界で毎日、数十億匹にのぼる。

人間はその間、蚊に対抗して矛(殺虫剤)と盾(虫よけ剤)を同時に使用してきた。 かつて東アジアや欧米などでマラリアを撲滅したDDTが代表的な矛であり、虫よけ剤の主成分であるDEETが広く使われた盾だった。


しかし蚊の生命力は想像を超越する。 すでに1950年代からDDTに抵抗力を持つ突然変異の蚊が登場していた。 しかもDDTが「生態系破壊の主犯」とされて使用禁止となり、マラリアがまた広がっている。 DEETも長時間使用すれば副作用を起こすという主張が提起され、最近使用を避ける人が増えている。

「地球温暖化」という伏兵も人類の足かせになっている。 嘉泉(カチョン)医大のパク・ジェウォン教授は「地球温暖化で従来のマラリア発生地域が熱帯から高緯度や高山地域に拡大している。世界でも韓半島が代表的なところ」と述べた。 幸い、韓国の蚊に寄生する三日熱原虫はアフリカの蚊の熱帯熱原虫に比べて病症が弱く、治療薬で容易に退治でき、相対的に人命被害は少ない。



口蹄疫の後遺症…今年の夏は蚊に苦しむ?(1)

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