マルキオンネ会長(左)、フィリップス社長(右)。
フィリップス代表の人選は、クライスラーを率いるセルジオ・マルキオンネ会長(59)が決めた。 マルキオンネ会長は伊フィアットグループとクライスラー自動車の最高経営責任者(CEO)を兼任する。 マルキオンネ会長は今回、自らフィリップス氏を韓国支社長に選んだ。 通常、国内の輸入車会社の社長は本社のアジア担当本部長が決めるという点で、今回のケースは異例だ。 そこにはマルキオンネ会長の勝負師的な判断が作用した。 マルキオンネ会長は「韓国輸入車市場は世界で最も重要な市場だ。 本格的な成長期に入った」と述べた。
クライスラーは96年に韓国に進出、米国本社所属のウェイン・チョムリー氏が初代社長に就任した。 チョムリー氏が08年、中国担当社長に就任することになると、大宇車出身の韓国人が昨年まで社長を務めた。 業界ではフィアットの販売を控え、本社とのコミュニケーションを円滑に進めるという意味でまた米国人を起用したとみている。 同社の今年の販売目標は前年比60%以上増の5000台。 下半期にはイタリアの代表小型車フィアットの販売に入り、2、3年以内に年間1万台以上を販売するという目標を設定している。
クライスラー会長「韓国市場は最も重要」(2)
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