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本当は車いす生活の金正日、撮影では健康を“演出”

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が健康異常で倒れた2008年夏以降、車いすに頼って生活していると対北朝鮮消息筋が30日に伝えた。この消息筋は、「金正日が歩いたり移動しなければならない場合に相当部分車いすを使うと承知している。労働新聞などに登場する金正日の軍部隊・工場訪問写真の場合、撮影のために短時間で演出されるものと把握している」と話した。韓米情報当局は最近北朝鮮の内部情勢と関連した情報交流協議を通じてこのような内容を共有したという。北朝鮮はこれまで官営メディアを通じ金正日のいわゆる現地指導を伝えながら、「将軍様があふれ出るビナロンを迎えるために階段を駆け上がった」(昨年3月の咸興2・8ビナロン連合企業所再稼働)と報道するなど健康不安を払拭させようとしてきた。

米中央情報局(CIA)をはじめとする情報機関は金正日が歩行に難があり手足の使用が制限されているが、健康は3年前より好転したと把握している。消息筋は、「金正日が脳卒中で倒れた後に公式席上に現れた2008年11月直後、米情報当局と役人らは『金正日が5年以上生きるのは難しいだろう』と展望したが、最近ではこの期間を延ばす雰囲気だ」と話した。

韓米情報当局は昨年9月の労働党代表者会を通じて登場した三男の金正恩(キム・ジョンウン)による後継体制構築もこの7~8カ月間に順調に進められているということでも認識を一致したことが把握された。

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