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金正日、朝中の軍事協力関係を何度も確認

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は25日の首脳会談で、中国の胡錦濤国家主席に北朝鮮を再度訪問してほしいと要請し、胡主席は快く受諾したと、新華社通信が26日報じた。対北朝鮮消息筋は「(05年の訪朝後)胡主席がまた北朝鮮を実際に訪問することになれば、金委員長としては後継体制を固めるのに活用する可能性がある」と予想した。

また金委員長は中国企業を視察し、「9カ月ぶりに中国を訪れたが、経済発展、社会建設、民生事業など各種部門が発展し、活気に満ちた姿が見られる」とし「中国共産党の改革・開放政策は正確で、科学発展路線に生命力がある。北朝鮮人民はこれに鼓舞された」と述べたと、新華社通信が伝えた。

しかし金委員長の直接的な改革・開放支持発言は北朝鮮の朝鮮中央通信の報道ではなかった。金委員長は今回の訪中期間、朝中友好合作相互援助条約締結50周年に2度も言及し、格別に強調したことが明らかになった。胡主席との首脳会談ではもちろん、温家宝首相との会談でもこれに言及した。


これに関し、北京消息筋は「昨年5月、金委員長は胡主席に殲轟-7(JH-7)戦闘爆撃機30機をはじめとする最新武器支援を要請して拒否された前例がある」とし「中国からの軍事支援が必要だという点を強調するため、金委員長が意図的に相互援助条約の存在を浮き彫りにした可能性が高い」と分析した。

朝中経済協力強化案については具体的な言及をせず、原則的な発言だけが公開された。金委員長は「新鴨緑江(アムノッカン)大橋など建設部門で両国間で意味のある一歩を踏み出した」と評価した。当初、今月末に開く予定だった黄金坪共同開発委員会開所式と羅先(ナソン)特区道路舗装着工行事はこの日、突然取り消しになった。

一方、金委員長の4人目の夫人と知られる金玉(キム・オク)氏が25日、首脳会談後に開かれた歓迎夕食会のメインテーブルに座った姿が確認された。黄色いスーツを着た金玉氏が楊潔チ中国外相の隣に座っている姿を、中国メディアのカメラが写した。また金委員長の訪中随行者名簿に金正恩は含まれていないことが26日に確認された。

この日午前10時ごろ、金委員長は宿舎の釣魚台国賓館を出発し、乗用車で10余分の距離にある‘中国版シリコンバレー’中関村を視察した。金委員長が情報通信サービス会社の神州数碼(Digital China)を参観する際、李克強副首相が同行したのが目撃されたと、現地消息筋は伝えた。



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