現在の韓半島状況は、韓米協調体制がこの局面を主導するのも次第に難しくなっている。 米国務省のキング北朝鮮人権問題担当特使を団長とする米国食糧調査団の最近の訪朝後、朝米関係に変化の徴候があり、特に米国がワンポイント査察と6カ国協議の連係をひたすら拒否するのも難しい状況だ。 したがって政府が一貫性のある対北朝鮮政策の結果、いつよりも強力な対北朝鮮テコを持つようになったという自評とは違い、これが持続可能な対北朝鮮政策になるのは難しく、周辺国の戦略的忍耐も限界を表している。
こうした過程で李明博(イ・ミョンバク)大統領が来年3月の核安保保障サミットに金委員長を招待した。 北朝鮮祖国平和統一委員会(祖平統)の激しい非難にもかかわらず、「否定的に出てきたからといって否定的に見る必要はない」と明らかにした。 北朝鮮も急速な朝中関係の影を内心懸念してきた。 北朝鮮が改めて南北関係に注目した理由の一つもここにある。 しかし南北対話の進展のためには「南北対話と6カ国協議」、そして「天安艦と非核化」に対する複雑な前提が入り組んだ複合方程式を一度に解かなければならない。 二兎を追うのは難しいことだが、避けて通ることはできない。 金委員長の訪中をきっかけに南北の水面下対話も図る必要があり、韓中戦略対話ももう少し充実させる必要がある。 時間は必ずしも私たちの味方ではない。 この機会を失うことになれば、韓国は北朝鮮に対するテコを喪失し、受容的行為者になる可能性が高く、現状打破的な危機もそのまま負うことになるしかないからだ。
【時論】金正日の中国訪問と南北水面下対話(1)
こうした過程で李明博(イ・ミョンバク)大統領が来年3月の核安保保障サミットに金委員長を招待した。 北朝鮮祖国平和統一委員会(祖平統)の激しい非難にもかかわらず、「否定的に出てきたからといって否定的に見る必要はない」と明らかにした。 北朝鮮も急速な朝中関係の影を内心懸念してきた。 北朝鮮が改めて南北関係に注目した理由の一つもここにある。 しかし南北対話の進展のためには「南北対話と6カ国協議」、そして「天安艦と非核化」に対する複雑な前提が入り組んだ複合方程式を一度に解かなければならない。 二兎を追うのは難しいことだが、避けて通ることはできない。 金委員長の訪中をきっかけに南北の水面下対話も図る必要があり、韓中戦略対話ももう少し充実させる必要がある。 時間は必ずしも私たちの味方ではない。 この機会を失うことになれば、韓国は北朝鮮に対するテコを喪失し、受容的行為者になる可能性が高く、現状打破的な危機もそのまま負うことになるしかないからだ。
【時論】金正日の中国訪問と南北水面下対話(1)
この記事を読んで…