日本の国宝絵画「絵因果経」が韓半島で描かれたものと判断されると、この分野で権威の東洋美術研究者の鑑定書が公開された。
東京芸術大学美術館では、先月7日から開催されている展示会「春の名品選」でこの作品を展示しているが、日本の近代美術の父と称されるアーネスト・フェノロサ(1853~1908)の鑑定書もあわせて公開されている。
フェノロサは1888年3月に書いた自筆の鑑定書で、「この作品はコリアン(Corean)がコリアか日本で描いたもので、おそらく韓国で描かれたものとみられる」と明らかにした。
絵因果経は早ければ6~7世紀、遅くとも8世紀後半に描かれたものとみられる横11メートル、縦26センチメートルの絵巻物で、釈迦の生涯を絵と文字で表現した。紙を20枚つなげたこの絵のうち2枚が抜けているが、中国や韓国でこれほどしっかり保存されている当時の絵画作品はないという側面から日本が誇る国宝に挙げられている。
大学関係者は「日本の作品の収集と保全に力を尽くした大学の歴史を見せることのできる資料と考えてこの鑑定書を公開した。フェノロサはこの絵画を“コリアン”が書いたとしているが、当時はこのように鑑定する根拠がなかった」とし、韓国人が制作したという事実を否定した。
東京芸術大学美術館では、先月7日から開催されている展示会「春の名品選」でこの作品を展示しているが、日本の近代美術の父と称されるアーネスト・フェノロサ(1853~1908)の鑑定書もあわせて公開されている。
フェノロサは1888年3月に書いた自筆の鑑定書で、「この作品はコリアン(Corean)がコリアか日本で描いたもので、おそらく韓国で描かれたものとみられる」と明らかにした。
絵因果経は早ければ6~7世紀、遅くとも8世紀後半に描かれたものとみられる横11メートル、縦26センチメートルの絵巻物で、釈迦の生涯を絵と文字で表現した。紙を20枚つなげたこの絵のうち2枚が抜けているが、中国や韓国でこれほどしっかり保存されている当時の絵画作品はないという側面から日本が誇る国宝に挙げられている。
大学関係者は「日本の作品の収集と保全に力を尽くした大学の歴史を見せることのできる資料と考えてこの鑑定書を公開した。フェノロサはこの絵画を“コリアン”が書いたとしているが、当時はこのように鑑定する根拠がなかった」とし、韓国人が制作したという事実を否定した。
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