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現代車副社長、高速鉄道のブラジル輸出を指揮(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ブラジル与党・労働党所属のマルコ・マイア下院議長の一行が18日、慶尚南道昌原の現代ロテム工場を訪問した。現代ロテムが製造したKTXを背景に親指を立てている。左からイ・ミンホ現代ロテム社長,マイア議長、梁承錫(ヤン・スンソク)現代自動車社長、アウベルトレレイラ・ブラジル下院議員、ペヘイラ ・ブラジル労働党代表、鄭義宣現代自動車副会長、シナリア・ジュニア・ブラジル下院議員。

鄭義宣(チョン・ウィソン))現代自動車副会長(41)が業務領域を広めている。自動車だけでなくグループ新規事業の意思決定にも深く関与しているのだ。

23兆ウォン(約1兆7000億円)にのぼるブラジル高速鉄道受注戦(今年7月)が目の前に迫った中、鄭副会長は18日、ブラジル与党・労働党所属のマイア下院議長の一行とともに、高速鉄道車両を製造する慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)現代(ヒョンデ)ロテム工場を訪れた。

鄭副会長が自動車以外にグループ核心系列会社の主要事業に関与するのは今回が初めて。1988年に始まった韓国型高速鉄道技術がその間、数多くの難関を乗り越え、14年目にして初めて海外に輸出される可能性が高まっている席だ。マイア氏の一行はこの日午前、現代ロテム昌原工場を見回りながら、ロテムの鉄道車両製造技術力をチェックした。


マイア氏は「ブラジル高速鉄道事業で現代ロテムなど韓国コンソーシアムが良い条件を提示したと聞いている」とし「ブラジル政府は現代ロテムが現地に工場を設立し、高速鉄道の生産ノウハウを伝授してくれることを期待している」と述べた。

これに対し、鄭副会長は「鉄道車両の技術移転は可能。ブラジルでの工場建設も前向きに検討してみる」と答えた。続いて現代ロテムのイ・ミンホ社長ら役員に対し、最近の高速鉄道車両のリコールを意識したかのように、「品質管理に最善を尽くしてほしい」と強調した。最近この会社が製作した「KTX山川」高速列車は溶接問題が発生し、リコール(点検修理)した。

鄭副会長の父である鄭夢九(チョン・モング)会長が品質経営など大きな経営テーマを出しながらカリスマを感じされるとすれば、鄭副会長はディテール(細部)に強いという評価がある。細かい内容まで報告を受け、質問を投じることで有名だ。役員が報告する際、ライバル企業の現況やモデル、価格競争力など詳細な部分まで把握できていなければ、厳しく叱ることもあるという。

また英語はグローバル経営の基本であることを強調する。「英語を話せなければ現代車グループで役員になれない」と宣言するほどだ。昨年は英語でメールをやり取りするためスマートフォンを主要役員に持たせ、英語で返信させた。



現代車副社長、高速鉄道のブラジル輸出を指揮(2)

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