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李大統領、韓国内の金融問題に不快感と怒りをあらわに

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、釜山(プサン)貯蓄銀行問題と関連し、「徹底的に調べて、公正な社会の趣旨に外れる部分については公正に措置を撮らなければいけない」と述べた。

6泊8日間の欧州歴訪を終えてこの日帰国した李大統領は、金滉植(キム・ファンシク)国務総理から報告を受けた席でこのように強調したと、任太熙(イム・テヒ)大統領室長が伝えた。

任室長は「貯蓄銀行のオーナーの問題と監督上の問題、(釜山貯蓄銀行)営業停止直前の(預金)外部引き出しと関連し、情報が分かる人とそうでない人に対する位置問題まで徹底的に調査してほしいという(大統領の)意を検察と当局に伝えた」と明らかにした。任室長は続いて「大統領発言ではなかった」として貯蓄銀行問題に関する発言を継続した。


金錫東(キム・ソクドン)金融委員長が主張した金融監督院の監督権維持に関しては「関係機関同士で所管問題を争うのは優先順位ではない」と述べた。このため青瓦台(チョンワデ、大統領府)では「李大統領が席を外した間、金委員長が金融監督院の既得権を維持しようという態度を見せたことについて李大統領が不快に思っているのを、任室長が間接的に伝えたのではないのか」という観測が出てきた。

任室長は釜山地域の与野党議員が釜山貯蓄銀行の被害者に対する預金者保護範囲を拡大するという法案を提出したことについて、「非常に慎重にしなければならないことだ」とし、同意できないという立場を表した。

李大統領はこの日午前10時2分、青瓦台本館に到着すると、1時間40分ほど金総理の報告を受けた。任室長と鄭晋ソク(チョン・ジンソク)青瓦台政務首席はこの席に同席した。

李大統領が6泊8日の日程で欧州を歴訪中、国内ではいろんなことがあった。一部の国務委員の不参加、遅刻のため国務会議に支障が生じ、金錫東委員長は金融監督院の監督権分散に反対するような発言をした。青瓦台のある参謀は「大統領が怒るような問題が多い」と述べた。

李大統領はこの日、国務会議の問題には触れなかったという。しかし欧州現地で洪相杓(ホン・サンピョ)広報首席から関連報告を受け、「なぜそんなことが起こるのか」と怒りを表したという。

任室長はこの日、記者に対し、「今後、公正社会問題については青瓦台がさらに徹底して取り組んでいく。私もそうで、首席もそうであり、今後、この問題について説明する機会を繰り返し持つだろう」と話した。このため青瓦台では「任室長体制が下半期まで続きそうだ」という観測が出ている。



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