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北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が昨年5月の訪中当時、中国にJH-7(殲轟-7)戦闘爆撃機30機をはじめとする最新武器支援を要求したという中央日報の報道に、中国側が敏感に反応した。
中国共産党機関紙・人民日報の姉妹紙「環球時報」は10日付3面トップ記事で、中央日報の名前を取り上げながら報道内容を引用した。北朝鮮がアジア・中東・アフリカ・ロシアなどと武器を売買したという韓国放送の報道(KBS)も引用した。
同紙は遼寧省社会科学院南北研究センターの呂超主任の分析を通して、「韓国と米国が軍事訓練で繰り返し北朝鮮に脅威を与え、韓国が先端武器を大規模に輸入している状況で、北朝鮮が各国から武器を輸入し、安保心理を強化するのは全くおかしいことではない」と主張した。食糧不足で住民が飢えている北朝鮮が海外から食糧ではなく武器を導入しても問題になることはない、という主張だ。
呂超主任は「韓半島情勢の緊張が続く状況で、韓国がますます多くの離間策を使用しながら北朝鮮を孤立させ、中国と北朝鮮の矛盾を助長し、中朝関係に影響を与えようとしている」と解釈した。
環球時報の報道内容に対して中国ネットユーザーは賛否が分かれ、大きな関心を見せた。あるネットユーザーは「世襲金氏王朝に武器を支援すれば(中国が)天下の笑い者になる」と主張した。別のネットユーザーは「北朝鮮は(中国に武器支援を要求しながら)唇亡歯寒論理を持ち出しているが、(中国が武器を支援すれば)養虎為患(飼い犬に手を噛まれる)になるかもしれないので武器支援には反対する」と書き込んだ。「北朝鮮が現金を持ってくれば中国は武器を売るべきだ」という意見もあった。
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