地方に居住する求職者がソウルの企業に面接を受けに来る場合、平均１０万ウォン以上の費用がかかることが明らかになった。

就職ポータル「インクルート」が地方居住の求職者４５９人を対象に面接費用について調べた結果、ソウルにある会社で面接を一度受ける度に求職者は平均１０万９０００ウォン（約８０００円）を使っていることが分かった。

地域別では慶尚道（キョンサンド、大邱・釜山含む）地域の求職者が１４万１０００ウォンで最も多くの費用がかかり、全羅道（チョンラド、１０万ウォン）、忠清道（チュンチョンド、８万２０００ウォン）が後に続いた。


このようにソウルから遠いほど費用が増えるのは、面接費用のうち交通費が平均８０．２％を占めているからだ。このほか、宿泊費（７．３％）、ヘア・メーキャップ費（６．９％）、食費（３．７％）が面接費用に含まれた。

地方求職者の負担が大きい半面、面接費用を十分に支給する会社は多くない。面接費が支給されたかという質問では「全くない」「ほとんどない」という回答が４８．４％でほぼ半分だった。「一部出た」は２８．９％、「全額出た」は２２．８％だった。面接費を受けたという求職者が明らかにした平均金額は４万１０００ウォン。

インクルートのソ・ミヨン常務は「一度の就職活動で決まりにくい点を考えると、地方の求職者は面接費用として数十万ウォンを使っているはず」と述べた。