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北朝鮮の政治犯収容所の規模が10年前より大きくなっていることが確認されたと、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(AI)が3日(現地時間)明らかにした。この団体は現在の収容者数を約20万人と推定した。韓国政府の当局者は今年1月、北朝鮮の政治犯収容所には約15万4000人が収容されていると把握される、と明らかにした。
英ロンドンに本部を置くAIはこの日、インターネットホームページで、北朝鮮の政治犯収容所実態に関する報告書と2枚の衛星写真を公開した。1枚はよく燿徳(ヨドク)収容所と呼ばれる咸鏡南道(ハムギョンナムド)燿徳の15号管理所と周辺地域(写真上)を写したものだ。AIは10年前の衛星写真(写真下)と比較して建物が増えていると説明した。
もう1枚はヘンヨン収容所と呼ばれる咸鏡北道会寧(フェリョン)の22号管理所と周辺の炭鉱地域を撮影したもので、AIは「写真を通して炭鉱で収容者が強制労役していることが推定できる」と明らかにした。
AIはこの2カ所を含む6カ所の政治犯収容所の衛星写真を10年間撮影された別の写真と比較しながら分析した結果、4カ所の収容所の規模が拡大されていることが明らかになったと主張した。
同団体のアジア・太平洋支局長は「金正恩(キム・ジョンウン)という新しいリーダー体制への転換で政治的に不安定な北朝鮮で、政治犯収容所が拡大しているというのは非常に心配されること」と指摘した。
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