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平井一夫SCE社長、「ソニーのジョブズ」になれるか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本ソニーグループのコンピュータエンタテインメント(SCE)部門の平井一夫社長。



日本ソニーグループのコンピュータエンタテインメント(SCE)部門の平井一夫社長は日曜日の1日、頭を下げた。ゲーム機プレイステーションの顧客7700万人の個人情報がハッキングされたことについて謝罪するためだった。一見、平井氏の謝罪は部門代表の日常的なビジネス活動の一つにすぎなかった。しかし日本と米国のメディアは「皇太子の謝罪」と評価した。

また、平井氏が頭を下げる姿からソニー帝国の将来を占ったりもした。ウォールストリートジャーナル(WSJ)とブルームバーグ、日本経済新聞は少しずつ表現は違ったが、平井氏のこの2カ月間のようにソニー帝国は順調でないかもしれないと予想した。


この2カ月間、平井氏にはどんなことがあったのだろうか。ソニー帝国の現皇帝であるハワード・ストリンガー会長兼最高経営者(CEO)が3月10日、平井氏を後継者に‘半公式化’した。ストリンガー氏は平井氏をグループのドル箱である消費者デジタル機器部門の代表とした。続いて「経営権継承作業をすぐに始める」と宣言した。誰が見ても平井氏を皇太子に内定するという言葉だった。

その日、敗北の苦汁を嘗めなければならない人物がいた。その時まで消費者デジタル機器部門を率いてきた吉岡浩氏(57)だった。吉岡氏は放送カメラなどを生産する部門の代表に押し出された。

平井氏は吉岡氏と競争する前、久多良木健氏(51)との競争でも勝利した。久多良木氏は‘プレイステーションの父’と呼ばれる。久多良木氏はCDプレーヤーに続いてソニー帝国の主力商品開発を率いた。ソニー帝国の旧臣勢力である技術者の代表走者だった。マーケティング出身の平井氏は06年11月末、久多良木氏が引き受けていたプレイステーション部門の社長の地位に上がった。



平井一夫SCE社長、「ソニーのジョブ妃」になれるのか(2)

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