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統一教総裁の3男、母を相手に238億ウォンの訴訟

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文顕進氏(左)、韓鶴子氏(右)。



統一教会の文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁(91)の三男が母を相手取り訴訟を起こした。

1日、ソウル西部地裁によると、文鮮明総裁の三男・顕進(ヒョンジン)氏(42)が運営するグループの系列会社ワシントンタイムズ航空(WTA)は、母の韓鶴子(ハン・ハクジャ)氏(68)が代表を務める世界平和統一家庭連合宣教会(統一教宣教会)を相手に不当利得金238億7500万ウォン(約18億円)の償還を求める訴訟を起こした。韓氏は顕進氏をはじめ、文総裁の四男・国進(グクジン)氏(41、統一グループ会長)、七男・亨進(ヒョンジン)氏(32、統一教会世界会長)の実母。


今年1月に提起されたこの訴訟は先月20日に最初の裁判が開かれた。WTA側は「WTAの代表だったチュ・ドンムン氏が09年10月に解任された後、3回にわたり計238億7500万ウォンを統一教宣教会側の口座に無断送金した」とし「統一教宣教会側はこれを返すべき」と明らかにした。

WTA側は09年、238億7500万ウォンに対する仮差し押さえ申請をし、今回、追加で民事訴訟を起こした。チュ氏は統一教が米国で運営するワシントンタイムズの社長を務めた。05年には北朝鮮を訪問し、金正日(キム・ジョンイル)委員長にも会った人物だ。WTA側は法務法人「セジョン」、統一教宣教会側は法務法人「ジアン」の代表弁護士が、それぞれ訴訟代理を引き受けた。

文総裁の長男と二男は事故で死亡した。したがって今回訴訟を起こした顕進氏は文総裁の事実上の長男ということだ。昨年までワシントンタイムズの実質的な経営者だった。しかし統一教会側は昨年6月、「適法な相続者は七男の文亨進であり、その他の人は異端者、爆破者」という文総裁の自筆文書を公開し、地位が入れ替わった。ワシントンタイムズは結局、昨年11月、文総裁の四男・国進氏が運営する統一グループに1ドルで売却された。



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