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‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(21、高麗大)のショート・フリーの両プログラムがついにベールを脱いだ。すでにフィギュアファンの関心の的はプログラムの華とも言える衣装に集まっている。
キム・ヨナは27日(韓国時間)の練習の後、「ショートとフリーの両プログラムで暗い色の衣装を着る予定」と語っていた。バレエ曲「ジゼル」の場合、衣装は明るいものを着用するだろうとの推測が大多数だったが、キム・ヨナの選択は違った。
これまでキム・ヨナは練習地だったカナダの衣装デザイナーにフィギュアスケートコスチュームを依頼していた。今回は少し事情が異なる。キム・ヨナの側近は「今季のショートプログラムとフリープログラムでは異なる衣装デザイナーを起用した。これまで衣装を制作していたカナダのデザイナーではない」と明かしている。
◇2007~2008年のシーズン衣装=それまで韓国の衣装室や現地練習を行った場所で個人的な関係で衣装を合わせてきたキム・ヨナは、この頃からカナダ出身の衣装デザイナーに衣装を依頼するようになった。このシーズンに作った衣装は7着に達する。世界選手権大会の前までに披露された衣装が3着、キム・ヨナの心に触れずこの世で日の目を見なかった衣装が1着、世界選手権で新たに披露された衣装が3着だ。コスチュームは1着当たり150~200万ウォン(約11万~15万円)なので、合計1000万ウォン(約76万円)以上を衣装に投資していることになる。
◇2008~2009年の衣装=「死の舞踏」の衣装が発表されると、米紙ロサンゼルス・タイムズがキム・ヨナの衣装に賛辞を送った。首まで包んだ光飾りの黒色の衣装について同紙は「キム・ヨナの衣装は優雅ですばらしく華やかだった。群を抜いて最高の、真のドレスだった。非常に美しくマッチした相応しい衣装だった」と賞賛した。一方、同シーズンの安藤美姫の衣装については「老婆の屋根裏部屋から取り出したかび匂いカーテンのようだった。ベラ・ワン(有名デザイナー)を早く紹介してあげるべき」と酷評した。
◇2009~2010年の衣装=オリンピックシーズンの衣装ということで、キム・ヨナはいつも以上に気を遣っていた。ショートプログラム「007」の衣装では、ボンドガールのように黒色の衣装を、フリープログラム「ピアノ協奏曲ヘ長調」の衣装ではブルーの衣装を選んだ。「007」の衣装は初期に論議を呼んでいた。首の横から斜めにデザインされた衣装が「昔の石墓のようだ」との酷評が聞かれたが、見慣れるとすぐに「きれいだ」という評価に変わっていった。フリーの衣装は「フィギュア女子シングルでは、ブルーの衣装を着る者がオリンピックの金メダルを取る」という「オリンピック・ブルー」ジンクスがあったが、結局オリンピックの金メダルにつながった。
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