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4月27日の再・補欠選挙の開票結果、城南盆唐(ソンナム・プンダン)乙選挙区では民主党の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)候補がハンナラ党の姜在渉(カン・ジェソプ)候補を、江原道(カンウォンド)知事選挙では民主党の崔文洵(チェ・ムンスン)がハンナラ党厳基永(オムギヨン)候補をそれぞれ破り当選した。慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムヘ)乙ではハンナラ党の金台鎬(キム・テホ)候補が国民参与党のイ・ボンス候補を2ポイント差で破りハンナラ党はかろうじて全敗を免れた。全羅南道順天(チョンラナムド・スンチョン)では野党単一候補の民主労働党の金先東(キム・ソンドン)候補が勝利した。
ハンナラ党は盆唐乙と江原道(カンウォンド)で敗れるとパニック状態に陥った。これに対し民主党の孫鶴圭代表は党内の大統領候補競争で先んじることになった。孫候補の勝利はアパート価格下落、物価上昇などで苦痛を感じた「盆唐右派」が李明博政権を審判したことを意味する。「盆唐右派」とは盆唐区の新都市建設計画により1989年以後に定着した中産層以上の保守指向住民を意味する政界用語だ。延世(ヨンセ)大学のキム・ホギ教授は「盆唐乙の有権者が孫候補を選択したのは、大統領候補としての人物に対する期待感と李明博政権に対する審判が同時に作用したもの。ハンナラ党に対しては来年の総選挙と大統領選挙を控え厳重警告するというメッセージを送ったもの」と分析した。
この日全国38選挙区で実施された再・補欠選の投票率は39.4%(暫定投票率、中央選管委集計)を記録した。
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