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李承ヨプ(イ・スンヨプ、35、オリックス)と金泰均(キム・テギュン、29、千葉ロッテ)が今季初めて対決する。両選手ともシーズン序盤の不振から抜け出すきっかけが必要な状況だ。「韓国の4番打者」というタイトルを持って日本に渡った両選手は切迫した心情で26日から千葉で行われるオリックス-千葉ロッテ戦に出場する。
李承ヨプは19日、岡田彰布監督から「自分から崩れている」という声も聞いた。本塁打は1本打ったが、打率は1割台(1割5分8厘)。三振も18個と、セパ両リーグで最も多い。24日の西武戦でタイムリー二塁打を放ち、回復の兆しを見せたが、指揮官の信頼を回復するためには印象的な活躍が必要だ。
金泰均は最近5試合で5割(14打数7安打)をマークしている。シーズン序盤に1割台の打率でさまよった極度の不振から脱出し、打率を2割4分3厘(37打数9安打)に高めた。しかし名声にふさわしい長打力は出ていない。本塁打はなく、長打も二塁打1本にすぎない。開幕戦で4番打者だった金泰均は最近、7-8番の行き来している。
李承ヨプと金泰均に必要なのは本塁打だ。李承ヨプは95年にデビューして以来、韓国で324本、日本で145本の本塁打を放った。通算467本。李承ヨプは危機を迎える度に意味のある本塁打で道を開いてきた。日本進出後、04-05年に経験した不振を乗り越えて、06年に本塁打41本(リーグ2位)を打って華麗に復活した。08年にも読売で深刻なスランプに陥ったが、8月の北京オリンピック(五輪)決勝戦で決勝ツーランを放ち、自身の価値を立証した。
金泰均は01年から韓国で188本の本塁打を放った。日本進出初年は21本を打ち、韓日個人通算本塁打を209本に増やした。09年の第2回ワールドベースボールクラシック(WBC)で本塁打王(3本)になって海外進出の可能性を開き、同年の韓国プロ野球で脳震とうの後遺症を克服しながら19本の本塁打を放った。
昨年の直接対決では金泰均が笑った。金泰均は当時読売所属だった李承ヨプが見守る中、5月16日に東京ドームで2本の本塁打を放った。6月1日にマリンスタジアムで行われた読売戦でも2ランを打った。
一方、李承ヨプは5月16日の千葉ロッテ戦で2三振を含む3打数ノーヒット、6月1日の対戦ではエントリーから抜けた。李承ヨプは最後まで機会を得られず、シーズン終了後に読売と決別した。
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