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金正日が息子の金正恩に激怒

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が昨年から心血を注いでいる工事がある。 鴨緑江(アムノッカン)沿いの慈江道(ジャガンド)に煕川(ヒチョン)発電所を建設することだ。 しかし資材難と電力難で工事が進まず、建設担当者に激怒したという。 2012年の強盛大国を目標に基盤施設の建設に総力を傾けるという意志とは違い、いざ現実的な能力が追いつかず、いら立ちから実務者を叱ったのだ。

20日の米国自由アジア放送(RFA)によると、最近、建設事業が難航していることで、金正日は担当者を呼んで強く叱責し、息子の金正恩(キム・ジョンウン)までも叱ったという。

平安北道のある幹部は「1月の労働党本部全員会議で金正日が『二度と煕川発電所には行かない』と言いながら怒った」と伝えた。 別の幹部消息筋も「2月の中央党、内閣責任者会議で煕川発電所問題が取り上げられた」と話した。 金正日は昨年末、煕川発電所を現地視察し、「冬にも工事を進展させろ」と指示した。 周辺に供給される電気の一部を発電所建設現場に引いて運送手段と砂精製施設を補強しろとも注文した。


しかし電力工業省は南興(ナムフン)から煕川まで臨時に連結する電力線がなく、発電所建設現場に電力を補給できなかった。 清川江(チョンチョンガン)下流の砂を発電所建設現場に送ることになった鉄道省と陸海運省さえも機関車と自動車の稼働率が著しく落ちたことで工事に莫大な支障が生じた。 建設現場に投入された自動車とブルドーザー、掘削機は燃料がなく、冬は何もできなかった。 発電所の建設に動員された人民保安部内務軍は電気問題を理由に製管作業を延ばしてコンクリート作業に支障を招き、内務軍幹部は大同江果樹農場をすでに完成したかように報告し、厳しく叱責を受けたという。

消息筋は「金正日が『責任者の虚偽報告のため適時に対策を立てられなかった』と後継者の金正恩を狙って露骨に不満も表出した」と伝えた。



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