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北朝鮮の代表ビールの「大同江(テドンガン)ビール」の米国輸出の道がふさがれることになった。米自由アジア放送(RFA)は20日、在米事業家のスティーブ・パク米州朝鮮平壌(ピョンヤン)貿易会社代表の話として、「6月の米国販売を目標に、大同江ビール42万3360本の輸入許可を受けたが、19日の米政府による対北朝鮮制裁で新たな行政命令が発効し輸入が難しくなった」と伝えた。RFAによるとパク氏は昨年9月30日に米政府から輸入許可を受けたが、今回の行政命令が発効以前に承認されたものにも遡及適用されるため大同江ビールの輸入も事実上取り消しになった。パク氏は2008年に北朝鮮の「平壌焼酎」を米国に初めて輸入している。
大同江ビールは平壌だけで200カ所余りの「大同江ビール店」が運営されるほど盛業中だ。朝鮮中央テレビは多少コミカルな音楽を背景に「平壌の自慢、大同江ビール。さわやかな味! 特異な香り!」という内容のコマーシャルも放映している。先月北朝鮮を訪問したトーマス・カーリー米AP通信社長が大同江ビール工場を視察するなど平壌の代表商品として知られている。
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