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30年経った古里1号機…安全性めぐる論争(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ドイツは福島原発事故後、1980年以前に建設された原発7基に対する稼働を暫定中断した。独メディアは「永久閉鎖」へ向かうと診断している。古里1号機は国内で最も古い原発だ。1978年に商業運転を開始し、07年に設計寿命30年を終えた。その後、安全検査を行った後、10年期限の延長稼働に入った。今回の故障は延長稼働後の最初の故障だ。

◇故障の原因=原発に供給される電源は二つの部分に分離されている。原子炉の安全に影響を与える「安全系統母線」とそうでない「非安全系統母線」だ。安全系統母線には非常発電機や原子炉冷却水ポンプなどの主要装置が、非安全系統母線には事務室の電源やタービン、補助ボイラーなどが連結されている。

それぞれの母線はその異常の有無を管理する「安全遮断器」につながっている。安全遮断器は漏電・ショートすれば家庭のヒューズのように電源を自動で遮断する役割をする。事故に備えて各2つずつ設置されていて、スパークをなくすために真空で密封されている。


今回の故障は、非安全系統母線用の安全遮断器で漏電が発生したが、電源が遮断されずに発生した。漏電すれば直ちにヒューズが切れ、予備遮断器側に迂回電源が連結するのが正常だ。こうなれば今回の故障のように「漏電-タービン停止-原子炉自動停止」とはつながらない。しかし最初の遮断器のヒューズが切れず正常状態が維持されていたため、予備遮断器が作動しなかった。今回故障を起こした安全遮断器は07年に取り替えたものだ。



30年経った古里1号機…安全性めぐる論争(2)

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