汚染した海水が韓国に直接くる可能性が全くないわけではない。クリル海流の一部は黒潮とぶつかる過程で冷水渦に移る。これは2年ほどで沖縄海域を経て南中国海(南シナ海)に到達する。しかしイ博士は「冷水渦のほとんどが強い黒潮海流に引き込まれてまた日本側に向かう。韓国沿岸に影響を与えるのはごく一部」と説明した。
一部の魚類が海流に関係なく韓国に来る可能性もある。しかしこの場合、次の条件を満たさなければならない。まず周期的に海を移動する回游魚種でなければならない。日本で基準値以上の放射性物質が検出されたコウナゴは韓国-日本間を行き来することはない。
2つ目は、回遊経路が韓国沿岸を通過しなければならない。サバ・タラは回遊魚種だが、韓日間では系群がはっきりと分離されている。同一種だが、産卵場が異なり、回遊経路が違う。「日本側サバ・タイが韓国沿岸で獲れる可能性はほとんどない」というのが専門家の説明だ。
3つ目は、成魚でなければならない。稚魚は海流を逆行する力がないからだ。クロマグロの成魚は福島の海水が流れる太平洋で回遊する。この大半は日本側で漁獲される。韓国で獲れるのは台湾付近の産卵場で生まれ、海流に乗って北上した50センチ以下の稚魚だ。
専門家はこうした理由から「注目が必要な魚種」にイカ・サケを挙げている。日本側のイカの一部は9-11月、津軽海峡を通って西側沿岸に越えてくる。サケは母川回帰魚種であり、3-4年後に太平洋を経て韓国に戻る。
しかし水産科学院資源管理課のイ・ドンウ課長は「日本の西側沿岸に来たイカも日本の排他的経済水域(EEZ)内で南下するため、韓国漁船に漁獲される可能性は低い」と述べた。
福島の海水、韓国に到達するのに5年(1)
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3つ目は、成魚でなければならない。稚魚は海流を逆行する力がないからだ。クロマグロの成魚は福島の海水が流れる太平洋で回遊する。この大半は日本側で漁獲される。韓国で獲れるのは台湾付近の産卵場で生まれ、海流に乗って北上した50センチ以下の稚魚だ。
専門家はこうした理由から「注目が必要な魚種」にイカ・サケを挙げている。日本側のイカの一部は9-11月、津軽海峡を通って西側沿岸に越えてくる。サケは母川回帰魚種であり、3-4年後に太平洋を経て韓国に戻る。
しかし水産科学院資源管理課のイ・ドンウ課長は「日本の西側沿岸に来たイカも日本の排他的経済水域(EEZ)内で南下するため、韓国漁船に漁獲される可能性は低い」と述べた。
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