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北朝鮮「現代の金剛山観光独占権取り消す」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会は8日、現代(ヒョンデ)グループの金剛山(クムガンサン)観光事業独占権の効力を取り消すと明らかにした。

アジア太平洋平和委員会の報道官はこの日、北朝鮮官営朝鮮中央通信を通して発表した談話で、「これ以上、金剛山観光が再開される見込みはない」とし「われわれは現代側と結んだ金剛山観光に関する合意書で現代側に与えた独占権に関する条項の効力を取り消す」と述べた。

報道官は「北側地域を通した金剛山観光はわれわれが引き受けるものの、海外事業者に委任でき、南側地域を通した観光は現代がずっと担当する」とし「(このような)立場を現代側に通告し、これに関する公式文書を正式に伝えた」と説明した。


北朝鮮のこうした措置は中国人観光客の金剛山観光を念頭に置いた措置とみられる。中国の旅行会社は昨年5月、北朝鮮団体観光を始め、外金剛観光を含む商品を販売したりもした。

報道官は「朝鮮アジア太平洋平和委員会と名勝地総合開発指導局は共和国の該当機関に対し、金剛山観光と関連した法律的措置を取ることを提起した」とし「金剛山観光を新しくすることに関連した国家的措置はすぐ取られることになるだろう」と述べたが、具体的な措置内容には言及しなかった。

また「われわれは現代側との信義を重視し、現代をはじめとする南側企業の利害関係はもちろん、金剛山観光を希望する南側の同胞の念願まで十分に考慮した合理的な案を出しながら、合意のために最後まで忍耐を持って努力した」とし「しかし現代側との交渉も南朝鮮当局の妨害策動のため結実しなくなった」と主張した。

現代峨山(アサン)は2029年まで独占権が保有することになっていたが、08年8月の観光客襲撃死亡事件で中断され、北朝鮮は天安(チョンアン)艦事件後の昨年4月末、現代峨山の外金剛主要施設に対する凍結措置を執行した。



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