北朝鮮が寧辺（ニョンビョン）に軽水炉を追加で建設していることが７日、確認された。ＫＢＳ（韓国放送公社）が入手した先月２４日の寧辺地域の衛星写真を判読した結果だ。

この写真によると、北朝鮮当局は昨年１１月に撮影された衛星写真で発見された実験用軽水炉工事現場のそばに、もう一つの軽水炉が建設されている。昨年１１月に発見された実験用軽水炉も当時は構造物の高さが１メートルほどしかなかったが、先月２４日に撮影された写真ではほぼ完全な軽水炉型の初期形態を見せた。これは速いペースで工事が進行していることを見せていると、外交消息筋は分析した。


一方、北朝鮮はこの日、平壌（ピョンヤン）万寿台（マンスデ）議事堂で最高人民会議第１２期４次会議を開き、国防委員会人民保安部長（韓国の警察庁長官に該当）に李明秀（リ・ミョンス）代議員（国防委行政局長）を選任するなど人事・組織問題を決めたと、官営朝鮮中央通信が伝えた。李明秀は００年と０７年に行われた二度の南北首脳会談に姿を見せるなど、金正日（キム・ジョンイル）の軍部最側近。

しかし北朝鮮は、国防委第１副委員長への任命が観測された金正日国防委員長の後継者・金正恩（キム・ジョンウン）には言及しなかった。政府当局者は「北朝鮮の報道や朝鮮中央テレビの画面を見ると、行事主席団に金正日・金正恩親子の姿は見られず、出席していないようだ」とし「昨年９月の労働党中央軍事委副委員長任命に続く金正恩への追加職位付与はなかったと把握される」と述べた。



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