韓半島に降る雨から日本の福島第一原子力発電所から漏出した放射性物質がまた検出された。韓国原子力安全技術院(KINS)と気象庁は3日午前10時に釜山(プサン)など7地域で採取した雨水を分析した結果、7地域すべてから放射性ヨウ素131が検出されたと4日に明らかにした。ヨウ素の放射能は1リットル当たり0.106~1.06ベクレルと測定された。
KINSのユン・チョルホ院長は、「雨水から最も多い放射性物質が検出された清州(チョンジュ)の場合1.06ベクレルで、一般人の年間被ばく線量(検出された濃度の雨水を1日2リットルずつ1年間飲んだ場合の被ばく線量)で換算すると、1回のエックス線撮影時に受ける放射線の6分の1水準で人体には安全だ」と話した。空気中の放射性ヨウ素は全国12カ所の測定所で1立方メートル当たり0.121~0.636ベクレル水準で検出された。ソウル・大田(テジョン)・大邱(テグ)など7カ所では放射性セシウムも検出された。濃度は人体に無害な水準だった。全国23カ所の主要浄水場から供給している水道水ではまだ放射能は検出されていない。
気象庁は7日に高気圧が日本の南に移り東日本大震災以後初めて南西風が韓半島側に吹き、放射性物質が韓半島に流入する可能性があると明らかにした。KINSはしかし、放射性物質の量は極微量と予想した。7日は全国で20~60ミリとやや多い雨が降ると予想されている。
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