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【インタビュー】日本一の富豪になった柳井正ユニクロ会長(上-2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--事業をすることになった契機は。

「大学時代、李秉喆(イ・ビョンチョル)三星(サムスン)会長が書いた『豊かな暮らしへの道』(1963)という本を読んで深い感銘を受けた。 韓国戦争(1950-53年)が終わって10年が過ぎるまで韓国には何もなかった。 そのような状況で世界を考えていたことに驚いた。 世界へ進むためにはまず日本で最高になり、その次に世界に進出しようと考えた。 グローバル経営をしてみよう、これが事業を志す動機だった」

--職員を採用する時、どんな点を重視するか。


「人間としてどうかをまず見る。 具体的に言うと、真善美を判断できる人かどうかだ。 もう一つ、将来、最高経営者(CEO)を目指す人かどうかを見る。 ユニクロの店長は少なくとも30-40人、多ければ400-500人の職員を率いる。 大抵の中小企業より多い職員を統率しなければいけない。 当然、経営者マインドがなければいけない」

--GAPやH&M、ZARAと異なるポイントは。

「これらのブランドは‘ファーストブランド(fast brand)’だ。 ファーストブランドは流行に合わせて速かに市場に製品を出すのに焦点を合わせたファッション産業だ。 しかしユニクロは決してファーストブランドではない。 すべてのブランドに合う‘服装の部品’としての服を提供するのがユニクロの精神だ。 どんなファッション製品にもよく合う高品質のベーシック(basic)な服を作る。 その面でユニクロはファッション製品ではなく‘ベーシック製品’といえる。 ‘完成された部品’としての服、これがまさにユニクロの服だ。 この程度の価格帯で私たちほど品質にこだわる会社はおそらくないだろう」

--全職員海外勤務方針でもよく知られている。

「現在の店長と本部役員全員を3年以内に外国に送り出し、同じ数ほどの外国人職員を日本に連れてくる予定だ。 今年1300人を新規採用する計画だが、このうち日本人は300人だけ選び、残りはすべて外国人を採用する」





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