|
英国に定住した脱北者がロンドンを訪問している北朝鮮の崔泰福(チェ・テボク)最高人民会議議長に会い、北朝鮮の政治犯収容所収監者に対する生死確認を要求した。脱北者出身の在欧州朝鮮人総連合会のキム・ジュイル事務総長は30日、ロンドンのウェストミンスター議事堂で崔議長に会い、燿徳(ヨドク)収容所収監者254人の現況を盛り込んだパンフレットを伝達した。彼は、「北朝鮮の劣悪な人権状況を代表的に示す事例が政治犯収容所。名簿にある人々の生死だけでも知らせてほしい」と要求した。キム総長は議事堂で開かれた北朝鮮と英国議会議員の共同行事に参加して崔議長に会った。
キム総長の突然の要求に崔議長はあわてた表情で顔を真っ赤にした。その上で、「この席は英国と朝鮮の交流に関し議論する席であり、共和国を出て行った人たちの声を聞く席ではない」と不快感を示した。脱北者が北朝鮮の政府高官と対面してこのような要求事項を直接伝えたのは異例だ。
キム総長が渡した名簿は北朝鮮の政治犯収容所出身脱北者らが結成した「北朝鮮民主化運動本部」が生存者のインタビューなどを通じて燿徳収容所収監者254人の名前と性別、年齢、出生地、収監理由などをまとめ整理したもの。崔議長は昨年北朝鮮を訪問したデビッド・エルトン議員の招きで28日に英国を訪問して議会関係者と会い、親北朝鮮系の人たち対象に講演も行った。
【今日のイチオシ記事】
・韓国政府、実効支配カードで「独島は韓国の領土」念押し
・韓国軍、海上射芌訓練を実施…K-9・バルカン砲3千発発射
・「歴史歪曲・侵略戦争を美化する‘不適切な教科書’」…日本市民団体も反対記者会見
・フィギュア世界選手権、参加名簿を発表
・南極に韓国式地名が登録される
この記事を読んで…