28日に韓国原子力安全技術院の研究員が全国70カ所の測定所で測定した放射能データを点検している。
12日に福島第一原発建物内の水素爆発事故により漏出したヨウ素とセシウムなどの放射性物質は太平洋東側に移動し18日に米国西部で検出された。また、21日には大西洋を渡りアイスランドで、23~24日には欧州各地で検出されるなど、韓半島に向かって地球をひとまわりしている。気象庁では韓半島には31日か4月1日ごろにこれら放射能物質が到達すると予想した。だが、予想とは異なり原発事故発生から11日後の23日から韓半島で放射能物質のキセノンが検出されている。キセノンはこれまで気象庁が予想した経路とは違い、ロシア・カムチャツカ半島とアラスカなど北極地方で地球を短く1周した後、シベリアを経て韓半島に移動したものとKINSは説明した。KINSは今回測定されたキセノンの濃度は人体や環境には影響を及ぼさない極微量だと明らかにした。
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