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韓国詩人の短歌、日本の心痛を癒す

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
東日本大地震に胸を痛めている韓国人の詩人の短歌が、日本の代表的な日刊紙である朝日新聞と中央日報日曜版新聞「中央SUNDAY」に27日、同時に掲載された。短歌は俳句とともに日本の代表的な定型詩。日本を労わる韓国人の心が日本伝統詩形式に込められて両国に紹介されたのだ。

短歌の主人公は李承信(イ・スンシン)さん。韓国唯一の短歌詩人で、文学を通して韓日間の掛け橋役をした故・孫戸妍(ソン・ホヨン)さん(1923-2003)の娘だ。

李さんは日本の地震被害に接して短歌120首を詠んだ。ハングルで書いた後、日本人の友人の助けを受けて「五・七・五・七・七」の5句・31音の日本語に翻訳した。このうち一部が朝日新聞に掲載された。


李さんは「母が生きていれば、美しい短歌で日本人を痛みを癒せたはずなのにと思っていたところ、日本人の知人から勧められて短歌を書くことになった」とし「物質的な後援も重要だが、日本人が普段から楽しむ短歌を使って慰労するのがより効果的だと考えた」と語った。

27日付の中央SUNDAYには計21首の「韓国語短歌」が掲載された。李さんの母の孫戸妍さんは日本の宮中歌会始に招待されるほど日本国内で影響力があった。孫戸妍短歌研究所の代表を務める李承信さんは、母の短歌を韓国語・英語・フランス語などに翻訳した功労で08年に「日韓文化交流基金賞」を受けている。李さんはこれまで3冊の詩集を出している。



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