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116日に及んだ「口蹄疫との戦争」が終息

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
昨年11月末に慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)で初めて発生してから116日ぶりに政府が事実上の口蹄疫終息を宣言した。政府は24日、政府中央庁舎で金滉植(キム・ファンシク)首相と劉正副(ユ・ジョンボク)農林水産食品部長官ら関係閣僚らが参加する中、「家畜病防疫体系改善および畜産業先進化案」を発表した。この席で金首相は、「政府は口蹄疫に対する安定した統制が可能だと判断し、危機警報段階を深刻段階から警戒段階に下げる」と明らかにした。これは口蹄疫問題が明確に沈静傾向を見せているという判断に従ったものだ。

政府は家畜防疫システムを全面改編し畜産農家の責任も強化する内容の対策を出した。 「工場式飼育」の代案として検討された飼育頭数総量制は対策から除外された。

この冬の間全国を揺るがした今回の口蹄疫はうれしくない多くの記録を残した。国内で5回目の発生となった今回の口蹄疫は、これまで11の市・道の75郡で150件が発生したと集計された。口蹄疫が全国的に発生するのは今回が初めてだった。


特に政府が口蹄疫防疫対策としてワクチン接種を決めるまでは殺処分後に埋却する方式で対応したため、全国12市・道の81郡で家畜が埋没処理された。家畜別には▽牛15万871頭▽豚331万7864頭▽ヤギ7535頭▽鹿3243頭など6250の農家で347万9513頭の家畜が埋められた。いまでも全国85カ所の家畜市場が閉鎖されており、795カ所に移動統制警戒所が設置され一部地域の家畜移動を制限している。

だが、23日と24日には全国で埋却処理された家畜が発生せず、口蹄疫が確実に沈静化に向かっていることを示した。

埋却処理と口蹄疫拡散を防ぐために莫大な人員と装備も投入された。公務員48万9140人をはじめとして軍人・警察・消防公務員・民間人など延べ197万4055人が「口蹄疫との戦争」を行った。この過程で防疫作業に参加した公務員8人が命を失っている。掘削機も1万7998台動員された。口蹄疫による財政所要も大きく、埋却補償費1兆8000億ウォンをはじめ3兆ウォン近くかかった。

一方、口蹄疫が落ち着いたら責任を負うという意思を明らかにした農林水産食品部の劉正副長官はこの日の記者会見で、「前回話した通り」と明らかにしており去就が注目される。劉長官は、「今後10年を見据えて国民に愛される先進畜産業、親環境畜産業を作っていく」と話した。



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