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カーター元米大統領、早ければ4月末ごろ訪朝

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ジミー・カーター元米大統領が北朝鮮訪問を推進していると23日(現地時間)伝えられた。

ワシントンの外交消息筋はこの日、「ニューヨークの国連北朝鮮代表部とカーター元大統領側が接触し、カーター氏の訪朝について議論中と聞いている」とし「早ければ来月末ごろ実現する可能性がある」と述べた。カーター氏側は訪朝時にコフィ・アナン前国連事務総長らの同行を推進中という。

カータ氏ーは北朝鮮の核問題を含む韓半島問題を解決するため、朝米間の対話が必要だという立場だ。また本人が役割を果たしたいという意志が強い。このため昨年7月には、北朝鮮に拘束されていた米国人アイジャロン・マリ・ゴメス氏の釈放のために訪朝している。1994年の北核危機当時に平壌(ピョンヤン)を訪問し、金日成(キム・イルソン)主席と面談している。


カーター氏の訪朝推進は、北朝鮮とカーター氏の双方の利害関係が合致した側面が強い。北朝鮮は最近、米国との交渉を望み、「6カ国協議が再開されればウラン濃縮問題も協議できる」と明らかにするなど‘融和攻勢’を繰り広げている。カーター氏をオバマ政権へのメッセージ伝達通路として利用する可能性が大きい。

一方、カーター氏は昨年7月の訪朝時に不発に終わった金正日(キム・ジョンイル)国防委員長との面談を通して、韓半島の平和定着に寄与しようとしている。このためカーター氏の訪朝が実現する場合、来月ごろ予想される米国の対北朝鮮食糧支援再開とともに、韓半島状況に変化をもたらすモメンタムになる可能性がある。しかし米国はカーター氏の訪朝が実現したとしても、政府レベルの‘企画’でないという点を強調している。



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