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バフェット氏「もし日本株を持っていても今は売らない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウォーレン・バフェット氏が21日、韓国民族衣装と大邱世界陸上選手権大会ペンダントをつけたまま記者会見を行っている。



21日午前8時、大邱(テグ)インターブルゴホテル。ウォーレン・バフェット・バークシャー・ハザウェイ会長は81歳という年齢が信じられないほど顔にツヤがある。声にも力がある。黒とグレーのスーツを着て赤のネクタイを締めるほどファッション感覚も優れていた。あらかじめ質問紙を渡していなかったが、言葉に詰まることもなく明瞭に答弁した。気性のよい近所のおじさんという雰囲気だ。海外メディアを通して知られているように気さくな性格だ。さまざまな面で韓国の‘会長様’とは違う。

バフェット氏は金儲けの方法を人・企業・社会という側面で分析的に説明した。まず人は科学的分析ができ、自分の特色を持たなければならないと述べた。科学的分析だと聞いて臆する必要はない。バフェット氏は「アインシュタインのように知的である必要はない」という。「世論に振り回されず、ファクトを客観的に眺めながら分析し、群衆についていかず自分の道を進む人が成功する」と語った。


知的能力ほど感性も重要だという。そのように富を築いた代表的人物に、アップルのスティーブ・ジョブズ氏を選んだ。ジョブズ氏は新しい世の中を予測して商品を作り、成功したということだ。

次は企業。バフェット氏は自分が投資する企業を選ぶ際、企業の持続成長の可能性と競争力、企業のインフラと経営能力を重視すると述べた。経営者の信頼性と人間性も強調した。企業のリーダーシップを注意深く見るということだ。

自分が投資して成功した代表的な企業にはコカコーラを選んだ。記者会見でバフェット氏は投資対象を選ぶ自分だけの‘選球眼’をもう少し具体的に語った。「私は業種中心に投資しない。自動車部品や装備会社などと念頭に置いて始めたりしない。そうすれば機会の範囲が狭くなる。ある企業の10年後の姿を考えながら決める。このためコカコーラのように10年後の姿を想像しやすい会社がアップルのような会社よりも優先的に投資対象になる。業種でなく企業を見て投資する」。

最後にバフェット氏は「社会」の価値に注目した。いくら人が優秀で、企業をうまく選んでも、それだけでは足りないということだ。バフェット氏は「私が貧しい国で生まれていれば、どこかの片隅でリンゴを売っていたかもしれない」と語った。



バフェット氏「もし日本株を持っていても今は売らない」(2)

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