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アラブ首長国連邦は今年建国40周年だ。最大首長国アブダビの国王だったザイド・ビン・スルタン・アル・ナハヤン(2004年死去)が初代大統領、息子のカリファ・ビン・ザイド・アル・ナハヤンは現大統領だ。アブダビ皇太子がカリファ大統領の異母弟のムハンマド・ビン・ザイド・アル・ナハヤン。
李明博(イ・ミョンバク)大統領の3日間のアラブ首長国連邦公式訪問は彼らとの縁とが垣間見られた。李大統領は日程最終日の14日午前、アブダビのブラカ原子力発電所の起工式に行った。2009年末に受注した原子力発電所だ。ムハンマド皇太子が行程をともにした。
李大統領は起工式で、現代建設関係者が発電所の耐震設計について説明すると、彼の肩を抱き「苦労が多い」とねぎらった。李大統領はムハンマド皇太子に、「韓国型原子力発電所は中東の良いモデルになるだろう」という趣旨の話もしたという。
ムハンマド皇太子は原子力発電所の受注はもちろん油田開発契約にも大きく寄与した人物だ。李大統領が原子力発電所受注直後、ザイド前大統領の墓地で「先人も空から見守りながら誇らしく思うだろう」と言うと涙を見せた人物でもある。
ムハンマド皇太子は前日夕方に砂漠地域のカスルアルサラブホテルへ李大統領を極秘に招いた。事実上自身の専用ホテルだ。郭承俊(クァク・スンジュン)未来企画委員長ら3人だけが同行した。洪相杓(ホン・サンピョ)広報首席秘書官は、「2人は人間的友誼を厚くしてきた間柄。深い対話の時間を持った」と伝えた。
李大統領は14日午後にはドバイに向かい、ザイド初代大統領を賛え制定されたザイド国際環境賞(グローバルリーダーシップ部門)を受賞した。李大統領は受賞演説で、「地球責任的文明(Planet-responsible Civilization)をともに建設しよう」と提案した。
李大統領はドバイ首長のムハンマド・ビン・ラシド・アル・マクトゥーム首相とも会った。“ドバイ神話”の主人公だ。李大統領は、「最近の経済危機を卓越したリーダーシップで克服している」と評価した。
一方、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は12日に発生した大統領専用機引き返し事態と関連し、真相調査に着手したと14日に明らかにした。警護処は整備監督を引き受けた空軍と整備実務を担当する大韓航空を相手に事故経緯を調査中だ。金仁鍾(キム・インジョン)警護処長は李大統領が同国から帰国する15日に空軍と大韓航空関係者を青瓦台に呼び総合対策会議をする。青瓦台関係者は、「大統領専用機の整備不良は大統領の安全と危機と直結する重大懸案。徹底して真相を調査する」と話した。
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